オアスペは?偽書!?禁断のスピリチュアル書を深掘りする!

オアスペと検索すると、「オ(空)・ア(地)・スペ(霊)」という意味の言葉が出てきます。 しかし、それが具体的にどのような書物なのか、どんな内容が記されているのかを詳しく知る人は少ないのではないでしょうか?
実はこのオアスペ、YouTubeで人気のNaokiman Showさんも紹介したことがあり、 それをきっかけに興味を持った方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、オアスペとは一体何なのか、そしてなぜ「偽書」と呼ばれることがあるのかについて、徹底的に深掘りしていきます。(あくまで個人の意見です。)

あくまで個かいぶつの見解ですよ!!
オアスペとはどんな本?
1871年、アメリカの歯科医 ジョン・バラウ が書いたとされる『オアスペ(Oahspe)』。 彼は「神の啓示を受けた」と主張し、タイプライターを使ってこの本を書き上げたそうです。
その内容は、単なる宗教的な教えを超えて、宇宙の創造や人類の進化、神々の存在、 霊的な世界の構造などを独自の視点で詳細に記述したものとなっています。



すごいスケールだ…
オアスペの主な特徴は以下の通りです。
- 宇宙全体の歴史が語られている
- オアスペでは、宇宙は単なる物理的な空間ではなく、神々によって管理され、 霊的な秩序に基づいて発展してきたとされています。
- 既存の宗教とは異なる宇宙論が展開されており、 人類がこれまでに経験した歴史も独自の解釈が加えられています。
- 既存の宗教とは異なる「新しい啓示」が示されている
- オアスペには、キリスト教やイスラム教、仏教などの伝統的な宗教の概念とは異なる 「神々の階層構造」や「霊的な進化の法則」が記されています。
- これまでの宗教を超越し、新しい霊的な教えを説く書物とされており、 信者にとっては「真実の啓示」と捉えられることもあります。
- 人類の進化と神の計画について詳しく書かれている
- 人間はただ進化してきたのではなく、霊的な試練を経て成長しているとされています。
- 人類の歴史を神の計画の一部と捉え、 各文明がどのように霊的に進化してきたのかを説明しています。
このように、オアスペは一部のスピリチュアル思想に大きな影響を与えた書物ですが、 その一方で「偽書ではないか?」という疑問も多く投げかけられています。
内容の奇抜さや、歴史的・科学的な根拠に乏しい点が指摘されることがあり、 賛否が分かれる書物であることは間違いありません。



怪しすぎるぞ…
なぜオアスペは「偽書」と言われるのか?


オアスペが「偽書では?」と言われる理由には、いくつかの根拠があります。 その内容があまりにも奇抜で、従来の宗教や科学と大きく異なっているため、 信憑性を疑う声が多く上がっています。



詳しく見ていこう!
① 執筆方法が疑わしい
ジョン・バラウは「神の啓示を受けて書いた」と語っていますが、 実際にはタイプライターを使用して執筆していました。 通常、啓示というと手書きや口述筆記のイメージが強いですが、 バラウは機械的な手段を用いて記録したことになります。
また、バラウは医師でありながら、神秘的な現象や超常的な出来事について 独自の解釈を持っていたことも知られています。 彼が「啓示を受けた」とされる状況も具体的に説明されておらず、 本当に霊的な存在が関与したのか、単なる創作なのかが疑われています。
さらに、タイプライターを使用している点についても、 「バラウ自身が独自の世界観を作り上げただけではないか?」 「すでに考えていた内容を神の啓示と称して記録したのでは?」 といった批判が寄せられています。
② 科学的に根拠が乏しい
オアスペには、宇宙や霊的な進化に関する独自の理論が展開されていますが、 現代の科学と照らし合わせると矛盾点が多く指摘されています。
- 宇宙には無数の神々が存在すると書かれていますが、 これは既存の宗教や科学的な宇宙観とは大きく異なります。
- 歴史的な出来事に関する記述に誤りや矛盾があり、 実際の歴史とは一致しない部分が多く見られます。
- 「霊的な進化」に関する説明が抽象的であり、 具体的な証拠や検証可能なデータがありません。
特に「神々が宇宙を管理し、人類を導いている」といった考え方は、 オカルティックな要素が強く、科学的な裏付けがほとんどありません。
また、オアスペの中で言及される「人類の進化」に関する記述も、 ダーウィンの進化論とは異なる視点が採用されています。 このため、科学的な観点からは受け入れがたい内容とされることが多いです。
③ 19世紀のスピリチュアルブームの影響を受けている
オアスペが発表された19世紀後半は、欧米でスピリチュアル運動が盛んだった時代です。 この時期、多くの人々が「神の啓示を受けた」と主張し、 霊的な存在と交信するという現象が社会的に注目されていました。
当時のアメリカでは、心霊主義(スピリチュアリズム)が広まり、 霊媒を通じたメッセージや新しい宗教的概念が数多く登場しました。 この流れの中で、オアスペもまた「新たな霊的な啓示」として受け入れられたのです。
しかし、こうしたスピリチュアルブームの影響を受けているため、 「オアスペもその流れに乗っただけではないか?」 「他の心霊主義的な書物と同じように、時代の産物ではないのか?」 といった疑問が投げかけられています。
また、当時のスピリチュアルブームでは、 多くの書物が「神の啓示」として発表されましたが、 その多くが後にフィクションや創作とみなされています。 このため、オアスペもまた「実際にはバラウの創作だったのでは?」と 考える人が多いのです。



スピリチュアルブームなんてあったのか~
このように、オアスペが「偽書」と言われる理由には、 執筆方法の不透明さ、科学的な裏付けの不足、 そして当時のスピリチュアルブームの影響という 複数の要因が絡み合っています。
そのため、オアスペを「神の啓示」と信じる人もいれば、 「単なる創作物」とみなす人もいるというわけです。
結局のところ、オアスペの真偽をどう捉えるかは、 読む人の視点による部分が大きいのかもしれません。
信じる?信じない?オアスペをめぐる議論


『オアスペ』は、一部の人々にとっては「神の啓示」として受け入れられていますが、 他の人々にとっては単なるフィクションや創作物にすぎないと考えられています。 その評価は、個人の信仰やスピリチュアルな価値観によって大きく分かれています。
信じる人々の主張
- 新たな霊的な指針:オアスペには、既存の宗教にない新しい霊的な知識が記されていると考えられています。 既存の宗教が神聖な啓示を受けたように、オアスペもまた「高次の存在からのメッセージ」だと捉えられています。
- 宇宙的視点を持つ書物:オアスペは、単なる人間の歴史ではなく、 宇宙全体の進化や霊的成長を描いているため、 既存の宗教とは異なる「普遍的な真理」を提供していると主張されることがあります。
- ニューエイジ思想との親和性:ニューエイジ系の思想を持つ人々の中には、 オアスペを聖典のように扱う者もおり、 これまでの宗教に依存しない新しいスピリチュアルな指針と考える人もいます。
批判的な視点
しかし、その一方で「オアスペはフィクションであり、 霊的な書物というよりも、作者の想像に基づいた創作物にすぎない」という指摘も多くあります。
- 科学的根拠の欠如:オアスペの記述は、 物理学や歴史学の観点からすると多くの矛盾を抱えており、 科学的に検証可能な事実に基づいていない部分が多いです。
- 他の宗教や思想の影響を受けている: 既存の宗教やスピリチュアルな考え方を組み合わせた内容になっており、 「独自の神聖な啓示」とは言い難いと批判されています。
- 作者の意図が不明確:ジョン・バラウが本当に啓示を受けたのか、それとも単なる創作だったのか、 その真偽について明確な証拠がなく、疑問視されています。
カルト的な利用の危険性
オアスペは一部の宗教団体やスピリチュアルグループによって「神聖な書物」として扱われています。 しかし、その中には教えを極端に解釈し、カルト的な活動を行うグループも存在すると指摘されています。
- 教えを盲信し、過激な行動に走る:オアスペを絶対的な真理と考え、 他の宗教や科学を否定し、極端な思想や行動を取るケースも報告されています。
- 独自の儀式や信仰体系の確立:オアスペに基づいた特定の儀式や独自の信仰体系を作り、 一般社会と隔絶された形で信仰を続ける団体も存在すると言われています。
- 経済的・精神的な支配の可能性: 一部のグループでは、オアスペの教えを利用して信者を支配し、 金銭的・精神的に依存させるケースも懸念されています。



怖すぎる!
結局のところ、オアスペをどう捉えるべきか?
オアスペは、確かに独特の視点を持つ書物であり、 スピリチュアルな視点から見ると興味深い内容が含まれています。
しかし、内容の信憑性については多くの疑問が残されており、 その評価は、最終的には読む人の価値観や信じる姿勢に委ねられています。
「神の啓示」として受け入れるか、「単なる創作物」として見るか—— あなたはオアスペをどう考えますか?
まとめ
『オアスペ』は確かに不思議な書物です。 科学的・歴史的に疑問が多い一方で、100年以上にわたって一部の人々に影響を与え続けています。
では、オアスペは偽書なのでしょうか?
- フィクションである可能性が高い ですが、スピリチュアル的な価値を見出す人もいます。
- 信じるかどうかはあなた次第です。
さて、あなたはオアスペをどう思いますか?



信じてるか信じないかは…?



あなた次第です!!